試算例大型冷蔵倉庫の問題点

大型冷蔵倉庫の問題点

冷蔵自動倉庫の自然冷媒 vs フロン冷媒の更新比較検討(試算例)

最近の傾向として老朽化した大型冷凍冷蔵倉庫の更新需要が増加、補助金対象となる自然冷媒での更新を希望されるお客様が多くなってます。冷凍冷蔵倉庫の寿命は長く20~30年使っているお客様が中心となり、実際の設備投資には、フロン系代替冷媒とのライフサイクル比較での検討が必要と考えております。

以下の比較検討書は、F級(-30℃)冷蔵倉庫で実際のコストメリットと温暖効果をライフサイクルで比較検討したものです。温暖化効果については、冷媒漏洩起源の直接因子分とランニング起源の間接因子分のTEWIの総合評価のもと算出、機器耐用年数を15年として年間エネルギー使用量と年間保守管理料から生涯エネルギー費、ライフサイクルコストを算定し比較検討したものです。

評価としては、F級冷蔵倉庫については、自然冷媒のNH3-CO2二次ブライン方式が年間のエネルギー効率では最も優れており、次いでCO2中圧搬送方式、フロン系冷媒となっており、温暖化の削減効果も同様でした。但し、ライフサイクルコストを比較した場合では、自然冷媒方式のイニシャルが大きく機器法定耐用年数15年では原価償却できなものとなり、フロン系冷媒が優位と試算されました。あくまで試算ですがお客様の意思決定については必要なことと理解しております。

比較検討書

1/2の補助金ありの場合

1/2の補助金なしの場合

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